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2013.01.31
病的肥満症に対する減量手術
病的肥満とは?
病的肥満とは、肥満を原因とする重大な疾病があり、それが命に関わるものをいいます。病的肥満に伴う重大な疾病には、糖尿病、高血圧をはじめとして、心臓病、脂質代謝異常、肺閉塞、関節炎、睡眠時無呼吸症候群、うつ病などあります。病的肥満の患者さんの死亡率は一般の人の2倍、糖尿病や心臓発作による死亡の危険率は5−7倍ともいわれています。
手術の適応
内科的治療によっても、十分な効果が得られない糖尿病、肥満度の指標であるBMI(=体重kg÷身長mの2乗)が35以上の患者で高血圧症又は脂質異常症のうち1つ以上を合併している方がこの手術の一般的な適応となります。
減量手術の方法
現在、腹腔鏡下肥満外科手術として有効な手術としておこなわれているのは、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術と腹腔鏡下Roux-en-Y 胃バイパス術です。現在、九州大学先端医工学診療部では、保険適応となった腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を行っています。
お問い合わせ先
九州大学病院先端医工学診療部
Tel: 092−642−5992、092−642−6223
FAX:092−642−5993
准教授 池田 哲夫
講師 赤星 朋比古